牛の飼料の中で、コーンサイレージはエネルギー供給源、牧草は蛋白供給源と考えられています。また、乳量はエネルギーと蛋白のバランスによって決定されます。
{ＴＤＮ（エネルギー）３３０ｇ＋ＣＰ（蛋白）７０ｇ→牛乳１ｋｇ}

多汁質飼料であるコーンサイレージは、豊富な澱粉を含み多くの乳酸菌が繁殖しています。この豊富な乳酸菌によって乳房炎の原因となる悪玉菌がなくなる効果があります。つまりコーンサイレージには整腸作用があるということです。
一言で整腸作用といいましても実はこれこそが牛を飼う事に重要な役割を果たしています。

例えば子牛のことでいいますと、下痢を起こせば成長が３日止まるといわれています。これを抑えるのが整腸作用のあるコーンサイレージです。下痢をしないということは飼料効率を上げるという事にも繋がるのです。これは搾乳牛でも同様で、健康管理がしやすくなります。それにより種付けが良くなるという効果も得られます。
これこそ現在、高泌乳酪農の日本で必要とされているものではないでしょうか。

日本でもコーンサイレージの良さは以前から知られていますが、天候に大きく左右されるうえ、鳥・動物被害などによって通年の安定した供給が得られないのが実状です。
また世界の穀物市場に目を向けますと、ロシアの政策転換・中国穀物需要の増大・世界的天候不順による生産不足によって、価格が高騰しています。
さらに、牧草は年による品質の良し悪しの差が激しく、飼料設計する上で悩みの種となっています。

このたびご提案いたしますコーンサイレージは、ベトナムの広大な畑に弊社が提供する種を農家に作付け・刈取り作業を依頼して、自社工場でサイレージ化したものです。、価格・品質・量、いずれも安定的に供給できる有効家畜飼料です。

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